2022-01-01から1年間の記事一覧

舌の役割

舌は、食物を味わうほか、食べ物を唾液と混ぜ合わせて消化を助けたり、飲み込んだり、また会話したりと重要な役割を担っています。 食べ物を口に取り込むと、まず舌で受け取り、温度や食べ物の食感などを瞬時に感じ取ります。その後、噛み砕く時には、舌は食…

舌の役割

舌は、食物を味わうほか、食べ物を唾液と混ぜ合わせて消化を助けたり、飲み込んだり、また会話したりと重要な役割を担っています。 食べ物を口に取り込むと、まず舌で受け取り、温度や食べ物の食感などを瞬時に感じ取ります。その後、噛み砕く時には、舌は食…

細菌のバランスって、何?

「細菌のバランス」ってなんのこと?「細菌のバランスを改善するといい」とよく聞きます。では、こんの「細菌のバランス」とはいったいどういうことでしょう。 腸やお口の中にいる細菌は、大きく3つに分かれます。善玉菌(有益菌)と悪玉菌(有害菌)、そし…

歯ブラシは毛が硬い方が良く磨ける?

歯ブラシは、硬い毛のほうがしっかりと磨ける?歯ブラシは、ハードタイプの毛の硬いものでゴシゴシとやらないと、磨いた気がしない。軟毛のソフトタイプとか、毛が極細とかでているけど、やっぱり硬い毛の方がいいでしょ?と訊かれることがあります。 このよ…

酸蝕症って知っていますか?

患者さんから『糖類ゼロの炭酸ジュースは虫歯にならないから大丈夫ですよね』と訊かれたことがあります。確かに砂糖は入っていないから、虫歯菌にエサをやらないですみますので、虫歯になることはないですね。で・・・良かったではないのですね。 実は、みな…

詰め物は傷んでいませんか?

詰め物は傷んでいませんか? どんなに上手な治療でも、毎日噛んで使っていればいつかは壊れます。 傷んだ詰め物を放っておくと思わぬトラブルの火種になりかねません。 詰め物は永久的な物ではありません。 どんなトラブルがあるかみていきましょう。 詰め物…

歯をぶつけた、その時歯に何が起こっている?

転んだりぶつけたりして歯をケガをしたとき、お口の中では実はみなさんがイメージしているよりも、ダメージの及ぶ範囲は広範囲で深いものなのです。 ダメージは次の部位に及んでいるおそれがあります。 歯の表面(歯冠)歯の内部(神経)歯の根っこ(歯根)…

根面むし歯の進行も止まりにくいって、本当?

どうして、進行が止まりにくいのでしょう。 それは、エナメル質と象牙質との違いにあるそうです。 なぜなら、根面はむし歯の進行が止まりにくい場所でもあり、それは根面の象牙質の組織構成が関係をしています。 歯冠部を覆うエナメル質の構成は、無機質が95…

入れ歯のお手入れと保管法を修得しましょう!

入れ歯のお手入れの方法の基本は次の2つです。 入れ歯を歯ブラシ(できれば入れ歯専用のもの)で丁寧に磨く。このときに落として壊していまわないようにしたり、排水溝に誤って流したりしないよ うに、お水をはった洗面器などを下に置きましょう。 出来れば…

再生療法

歯周病は、歯を支える歯槽骨(歯の周りの骨)がなくなってしまい、進行すると歯が抜けてしまうという病気です。 歯周病治療は「失った骨を元に戻す」ではなく「これ以上骨を失わないようにする」ことを基本としています。 なぜ「失った骨を元に戻す」治療法…

非歯原性歯痛

8種類の非歯原性歯痛1.筋・筋膜性歯痛食べ物をかむときに使う筋肉(そしゃく筋)や首の筋肉等の痛みが原因で起こる関連痛(痛みの原因から離れた場所が痛くなること)。非歯原性歯痛の半数にあたる。筋肉中にあるトリガーポイントと呼ばれるしこりのようなも…

歯ぎしりと歯並びの関係とは

歯ぎしりには3つのタイプが存在していますが、2つの共通点があります。それは寝ている時に発生する点と、極めて強い力が加えられることです。歯ぎしりの際に発生する力は、食事時の10倍だと言われています。眠っている間の歯ぎしりが習慣になってしまうと、…

虫歯を防ぐガムの食べ方

唾液の力 ― 虫歯になりにくい健康な歯を保つためにプラーク虫歯や歯周病の原因はプラークと呼ばれる細菌のかたまりが大きく関与します。プラークは、「歯に付いた食べカス」や「ブラッシング不良による磨き残し」などが、お口の細菌と混じり合ってできるもの…

ホワイトニングの薬剤の効果について

歯の色が以前に比べて黄色になってきたなと気になることはありませんか?歯は年齢とともに象牙質の厚みが増してきて、徐々に色が濃くなってきます。またエナメル質は年齢とともに薄くなってくるため歯はさらに黄色っぽくなってきます。歯の色によって年齢を…

子供の歯ぎしりについて

【歯ぎしりは子供のうちなら自然なこと】 顎の関節の可動域が広いことや、乳歯が抜けたり永久歯が生えたりと、変化が激しいことによる影響で歯ぎしりが起きます。 多くの子供に見られることなので、過度な心配はしなくて大丈夫です。 成長とともになくなって…

虫歯と歯周病と生活習慣の関係

今月は虫歯と歯周病と生活習慣の関係についてです。虫歯や歯周病のなりやすさは遺伝的な要素や宿主的な要素(歯の形態、唾液の量、質)などによっても左右されますが大半は食習慣、食生活が関わっています。 ですので虫歯や歯周病は生活習慣を改善することによ…

アスリートは「虫歯や歯周病、酸蝕症になりやすい」!!

アスリートのお口は「虫歯や歯周病、酸蝕症になりやすい」って知っていますか? 部活やスポーツクラブに所属して頑張っているみなさん、ランニングやジムのトレーニングに励んでいるみなさん、油断大敵です! ※虫歯になりやすい 原因①:激しい運動で口呼吸が…

歯の痛み(歯痛)の種類について

今回は歯の痛み(歯痛)についてです。 「歯の痛み」と一言で言ってもいくつか種類があります。 歯痛の主な原因は、むし歯や歯周病、親知らずに大きく分けられまます。他にも歯が折れてしまったことによる痛みや噛み合わせが原因の痛みに繋がる場合などもあ…

中心結節

歯には様々な豊隆や突起がみられます。特に、注意の必要なものが中心結節で、犬歯の奥隣の小臼歯やその奥に生えている大臼歯にみられます。中でも、下の小臼歯によくみられ、咬み合わせる面(臼状になっている面)の中心部に、円錐状あるいは小さな突起物が…

その大きなむし歯、放っておいても大丈夫?

1本の歯は、口を大きく開けると見える「歯冠部」と、その下にある、歯ぐきで覆われて直接には見えないけれど、あごの骨に埋まって歯を支えている「歯根部」とに分けられます。歯冠部でも歯根部でもその中心部には歯髄があり、血管や神経が豊富に詰まっていま…

その痛みの原因は?

冷たいものがしみる、甘いものを食べると歯が痛い、噛んだときだけ痛い、何もしていないのにズキズキする…など、一言に「イタイ」といってもその症状はさまざまです。 また同じ痛みであっても、その原因が異なることもあります。それを正確に診査・診断して…

治らない口臭、なぜ起こる?

口臭は自分ではなかなか気づけないのに他人から指摘されると、とてもつらいデリケートなお悩みだと思います。 一度口臭を指摘されると、それ以来気になって人前で口を開けられないという方もいらっしゃいます。 特に口臭があるわけではなくても、マスクをつ…

歯の健康と認知症のリスク

歯の病気と言えばまず、むし歯や歯周病が思い浮かぶと思います。また、むし歯や歯周病は、初期の段階では痛みなどの自覚症状がほとんどなく、自覚症状が出るころにはかなり悪くなっていることが多いと言えます。 では、むし歯や歯周病を放っておくとどのよう…

歯周病を進めやすいこんな習慣

歯周病は、歯周病菌が歯の周囲に感染することで起こるとされています。そのため、歯周病を予防するためには、歯磨きをしっかりと行ってお口を清潔に保つことが大事ですが、歯磨きをしっかりとやっていても歯周病になることがあります。実際、日本の成人の8割…

歯並びの矯正治療ってどんなこと?

歯並びやかみ合わせが悪いことを不正咬合といいます。不正咬合があると、口もとの形がよくないばかりでなく、顔面のゆがみ(左右の非対称)が生じたりします。また歯の働きが十分発揮できないばかりでなく歯の清掃が十分できなくなって、むし歯や歯ぐきの病気…

口呼吸の影響

口呼吸という言葉を知っていますか? 呼吸は鼻と口で行いますが、基本的には鼻で行うのが良いとされています。 理由はいくつかあって、例えば ・吸い込む空気の温度と体温の差が大きいと肺に負担がかかる。鼻で呼吸する場合、空気は鼻道を通る間に体温で温め…

過剰歯

人の歯は乳歯20本、永久歯は28本、これに親知らず(智歯)が人によって1〜4本加わります。それよりも多く作られた歯を「過剰歯(かじょうし)」と言います。 過剰歯は歯列内に生えてくるもの、歯列から外れて生えてくるもの、また骨の中に埋まったままの場合が多…

間違いだった! フッ素歯磨き後の『うがい』は何回 ?

◆うがいは1回で OK ・歯磨き剤には虫歯を予防する『フッ素』が含まれています。 歯磨きのあとに何回もうがいをしてしまうと せっかくのフッ素が流れて薄まってしまいます。 フッ素の効果を残すためにも歯磨きをした後は 汚れを吐き出し、仕上げにごく少量の…

日本人中年層の約9割が経験する歯周病とは?

歯周病の症状と対策を知りましょう「歯周病」と聞くとどんな病気?と思われるかもしれませんが、「歯槽膿漏(しそうのうろう)」と聞くとピンとくる方もおられると思います。歯周病とは歯茎に起こる化膿性炎症で日本人の中年層では約9割の人が経験するという…

ホワイトニングにはどのような方法がありますか?

たばこを吸ったり、コーヒーや紅茶、ワインなどを習慣的に飲むと、歯の表面から内部にまで色素が沈着し、歯ブラシなどで磨いてもとれなくなってしまいます。ホワイトニングとは、歯の内部に取り込まれた色素を、専用の薬剤で分解、除去して歯を白くする方法…