歯がしみる3つの原因

冷たいものがおいしい季節。「冷たいもので⻭がしみる、知覚過敏かも…!?」

しかし、歯がしみる原因は知覚過敏だけではありません。歯がしみる原因は大きくわけて3つあります。

歯がしみる原因
①知覚過敏
虫歯でもないのに、冷たいもので⻭がしみる、⻭磨きをしているときにブラシが当たるとチクっと痛むなどの症状を知覚過敏と⾔います。

様々な原因で普段外側に露出してない象⽛質に近い部分が露出することで、刺激が神経に伝わりやすい状態になるため、しみたり痛んだりという症状がでてきます。

冷たいものをよく飲んだり⾷べたりする夏場や、⽔が冷たい冬場に、「知覚過敏かも︖」と感じることが多いようです。

知覚過敏の主な原因

● ⾷べ物や飲み物の酸の影響で歯の表面が溶けて、象牙質が露出する

● 加齢で⻭茎が下がってきた

● ⼒の⼊れすぎなど間違ったブラッシング⽅法で⻭や⻭茎を傷つけてしまった

● ⻭ぎしりや⾷いしばりの影響で、歯が磨り減ってしまった

● ケガで歯が欠けた  …など

知覚過敏が悪化してくると、⻭ブラシを当てるだけで痛みが出るため、⻭磨きが不⼗分になります。そのため⻭に汚れがたまり、虫歯や⻭周病が進⾏してしまいます。その結果、象⽛質の露出も広がり、ますます刺激を感じやすくなります。この悪循環が続くため、知覚過敏を放置しているとお⼝にとっていいことはありません。気になるときに⻭科医院で相談しましょう。

②虫歯
口腔内には様々な細菌が潜んでいます。虫歯はその細菌の一種であるミュータンス菌を中心とした虫歯の原因菌が作りだした酸が歯のカルシウムを溶かして穴があいてしまう病気です。

虫歯が進行し、⻭の内部にも広がってしまうと、冷たいものがしみたり、噛むと痛みを感じることがあります。

歯周病
歯周病は、歯の周りの組織がプラークという細菌の塊によって破壊されていく病気です。歯と歯茎の隙間が深くなり、歯周ポケットが形成され、歯槽骨が溶けて歯がぐらつくようになります。その際に、今まで露出していなかった歯の根が冷たいものや歯ブラシなどの刺激に触れるようになるため、しみる原因となります。

若いから大丈夫と思っている方もいるかと思いますが、歯周病は幅広い年齢の人がかかっています。また、糖尿病などの生活習慣病と大きくかかわっています。

歯科医院での予防・処置
● 知覚過敏はフッ素を塗布することで、⻭の再⽯灰化を促して刺激を防ぎます。また、初期の虫歯であれば歯の再⽯灰化を促すことで削らなくて済む場合もあります。

● 知覚過敏で象牙質が露出してしみる場合は、専⽤の薬を塗ったり、コーティング剤でカバーすることで刺激を和らげます。象牙質が露出している部分は、虫歯にもなりやすいためしっかりケアをしましょう。

● ⻭ぎしりや⾷いしばりが原因の場合は、ナイトガード(マウスピース)で⻭や⻭茎への負担をできるだけ減らすようにします。

● 歯科定期健診を受けましょう。定期的にお口の状態を確認することで、早期発見につながります。また、クリーニングをすることで、歯磨きだけでは落とせない汚れもきれいになり、予防することができます。

● ブラッシング指導を行っています。正しいブラッシングとは、色々な病気を引き起こしてしまうプラークを、しっかりと取り除ける歯の磨き方を意味します。歯並びが1人1人で異なるため、ブラッシング指導では、それぞれの患者様に合った歯の磨き方をアドバイスいたします。

● 日頃の食事や生活習慣をお聞きし、歯を悪くしてしまう生活習慣を改善できるようアドバイスいたします。

セルフケアでできること
● 知覚過敏の場合は、知覚過敏⽤の⻭磨き粉で継続的なケアを⾏いましょう。

● 歯磨きのときは力を入れすぎないようにして、歯や歯茎への負担を減らしましょう。強く磨きすぎないように歯ブラシの柔らかさを見直してみてもいいでしょう。

● 歯科医院でのブラッシング指導で学んだ歯磨きを実践しましょう。

● 生活習慣を見直し、少しずつ改善する努力をしましょう。

歯がしみる3つの原因の予防や処置の内容や、知覚過敏の項目にもありますが、お口のトラブルは1つの原因が様々なトラブルに繋がり、悪循環になってしまいます。

しかし、これらは予防ができる病気です。しっかり予防してお口やからだの健康を守りましょう。

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