外傷ではないのに歯が抜けてしまった場合の原因

天然の永久歯の場合

原因としては歯周病で歯を支えている骨がなくなってしまったことが考えられます。
対処法としては、歯を支えている骨がなければもう元に戻すことはできませんので、歯茎の治りを待って歯を補う治療法をいずれ行うことになります(ブリッジ、入れ歯、インプラント)。その間は見た目が気に成る部分であれば仮歯を作ってもらうと良いでしょう。(根管拡大形成キット

f:id:sukaten:20170811121445j:plain

差し歯の場合

歯が丸ごと抜けてしまった場合、これも歯周病からのものと考えてよいでしょう。
土台から抜けている場合、取れてしまった原因としては次のようなことが考えられます。(歯科用小型集塵機

 顎関節症の原因について

ストレス

筋肉の緊張による顎関節症があるように、「ストレス」は顎の不具合と深い関係を持っています。仕事や家庭、人間関係のストレスは筋肉を緊張させてしまうものです。できるだけ、ストレスと関係のない生活を送ることが大切なポイントになります。(虫歯診断装置

f:id:sukaten:20170721123004j:plain

かみ合わせ

悪いかみ合わせは顎関節症だけでなく、虫歯や歯周病、歯並びの矯正も関係しています。不良な歯列矯正・歯科治療から悪いかみ合わせを招くこともあるので注意してください。もし、歯科治療後にかみ合わせが悪くなったら歯医者に相談しましょう。

歯ぎしり

歯をカチカチならす、歯ぎしりなどのことを「プラキシズム」といいます。プラキシズムは顎関節症の原因の1つです。就寝中に歯ぎしりをすることでかみ合わせが悪くなるケースが増えています。(根管拡大形成キット

 

 

歯周病と糖尿病の関連性

 

糖尿病が進行すると…

慢性的な高血糖が続くと、血管が糖によるダメージを受けていきます。結果、あちこちの血管が詰まったり傷ついたりして、体内の各組織に問題を起こします。悪化すると、腎臓の「血液を濾過する機能」が低下する「腎症」、目の網膜が損傷する「網膜症」をはじめ、さまざまな合併症を引き起こします。(ハンドスケーラー

f:id:sukaten:20170704125554j:plain

歯周病が糖尿病を促進する理由

歯周病菌は、細胞壁の中にエンドトキシン(内毒素)と呼ばれる毒素を持っています。血管内にエンドトキシンが入りこむと、肝臓・脂肪組織などが反応して「腫瘍壊死因子(TNF-α)」を産生します。TNF-αは「インスリンの働きを妨害する性質」を持っていて、血糖値が下がりにくい状態をつくりだすのです。(虫歯診断装置

何で歯茎が腫れる前に歯医者さんに行くことが大切

リドカインは、細胞膜の「ナトリウムチャネル」という部分で作用します。リドカインはナトリウムチャネルと結合し、ナトリウムイオンの移動を妨害する性質を持っています。簡単に言うならば、「ナトリウムチャネルという場所を封鎖する」わけです。ナトリウムチャネルが封鎖されると、神経伝達ができなくなり、痛みを感じなくなります。

さて、リドカインには「塩基型リドカイン」と「陽イオン型リドカイン」の2種類があります。簡単に区別するなら、「H+(プロトン)」という物質を持っていないのが塩基型、持っているのが陽イオン型です。注射する段階のリドカインは「塩酸リドカイン」という物質で、これは体内で塩基型リドカインに変わります。つまり、麻酔薬として用いられるのは、実質的に塩基型リドカインです。(光重合照射器

局所麻酔―リドカインは、2通りの経路で作用していきます。1つは「細胞膜に入ったあと、細胞膜から、ナトリウムチャネルに移動する」という経路です。この経路を「疎水性経路(そすいせいけいろ」といいます。

もう1つは、「細胞膜を通過して細胞質(細胞の中身)に入ってから、ナトリウムチャネルに移動する」という経路になります。こちらは「親水性経路(しんすいせいけいろ)」と呼びます。親水性経路を通った場合、細胞質の中で「H+(プロトン)」という物質を受け取り、陽イオン型リドカインに変化します。

f:id:sukaten:20170622115742j:plain

どちらの経路をたどるとしても、最初に細胞膜に入らなければいけません。しかし、脂質膜である細胞膜に入り込めるのは、塩基型リドカインだけです。陽イオン型リドカインは、細胞膜に入ることができません。
(細胞の中に入ってから陽イオン型リドカインに変化する分には問題なし)

だから、「少なくとも細胞膜に入りこむ段階では、塩基型リドカインであることが、麻酔として作用するための条件」となります。しかし、炎症が起きている場所は、「アシドーシス」といって「物質を酸性にする働き」があります。「酸性にする」というのは、薬学的には「H+(プロトン)」を追加するという意味です。ですから、炎症が起きている場所に入ると、塩基型リドカインは陽イオン型リドカインに変化してしまいます。(歯科用開口器

大半のリドカインが陽イオン型に変化すると、「細胞膜に入りこんでナトリウムチャネルを目指す」という当初の目的が果たせません。陽イオン型リドカインは細胞膜の中に入れないからです。これが、「ひどい炎症が起きていると、麻酔が効きにくい」という現象のメカニズムです。