歯周病と口臭の関係について

1.歯周病と口臭の関連性について

歯周病と口臭には、深い関連性があります。歯周病の人が話すと、周りの人は嫌な臭(にお)いに不快感を示すことでしょう。歯周病になると、歯ぐきからの出血や膿(うみ)・歯に付着した歯垢(しこう)や食べかすが発酵し、我慢できないほどの悪臭が出るからです。確かに、まったく口臭が無い人もいません。しかし、口臭で悩む人の多くは歯周病にかかっているのは事実なのです。

2.歯周病のときの口臭の特徴

歯周病になると、口内細菌が増殖して歯ぐきが炎症を起こし「膿(うみ)」が出ます。炎症があるときの口臭は、「どぶのような臭(にお)い」「腐った玉ねぎのような臭(にお)い」と言われるほどに強烈です。また、口内の食べかすが腐敗して発する臭(にお)いとしては、「腐った卵」のようなものとなります。いずれにしても、顔を背けたくなる臭(にお)いであることに違いありません。(歯科ツール

f:id:sukaten:20170609123921j:plain

3.なぜ歯周病だと口臭が出るのか

歯周病で口臭が発生する原因は、膿(うみ)と食べかすです。歯ぐきが細菌による炎症を起こした結果、膿(うみ)が出ます。膿(うみ)は、血液の白血球が細菌を殺した結果出るものですが強烈な臭(にお)いがあるのです。また、歯周病になると食べかすが溜(た)まりやすくなって腐敗します。すると、腐敗臭がするというわけです。

4.口臭のチェック方法

自分に口臭があるかどうかは、以下の方法でチェックすることができます。

紙コップやビニール袋に息を吐き出してかいでみる
市販の口臭チェッカーを使用する
ほかの人に口臭があるかどうかかいでもらう
自分だとなかなか自分の口臭に気が付かなかったり軽く考えがちだったりします。気のおけない人に評価してもらうのも有効な方法です。(歯科用マイクロモーター