ホワイトニングプランの種類の比較について

短時間で白くするオフィスホワイトニング

歯医者さんで行うオフィスホワイトニングでは、高濃度の過酸化水素を扱える上に、漂白する反応を高めるための強いライトなどを照射する設備があるなど、即効性の高いホワイトニングを受けることができます。(ホワイトニング照射器

最初のカウンセリングから歯のチェックやクリーニング、施術まで、トータルでおまかせできるので安心です。もっとも短時間の施術で白さを実感できるホワイトニングが可能ですが、その一方で、白さの後戻りが早かったりというデメリットもあります。

【メリット】

  • 施術の直後に白さを実感できる
  • ホワイトニングの手間がかからない
  • 事前の適確なチェックやクリーニング後にホワイトニングできる
  • 歯医者さんによる安全でムラのない施術ができる

【効果の目安】
1回の施術で2段階から6段階アップ
※歯の白さを示すシェードガイドを基準とした白さアップの目安で、その効果に個人差があります(以下同)

【デメリット】

  • 薬剤によって痛みが生じる場合がある
  • 施術後に知覚過敏になることもある
  • 比較的後戻りが早い(半年から10ヶ月程度)
  • 費用がかかる

自分でじっくり白くするホームホワイトニング

歯医者さんで提供されるマウスピースと薬剤、あるいはネット通販で自分で入手したキットを使って自分で行います。ホームホワイトニングの薬剤は主に過酸化尿素を漂白成分としています。

過酸化尿素は低濃度の過酸化水素に分解されるものなので、毎日薬剤を塗布したマウスピースを装着する必要があり、少々手間がかかります。日ごとにじっくりと薬剤を浸透させることができるため、自然な白さに仕上がり、最終的な白さも大きくアップできます。

【メリット】

  • 自然でより白い歯を実現可能
  • 薬剤の刺激や痛みが少ない
  • 施術後の知覚過敏になりにくい
  • 後戻りしにくい
  • 比較的リーズナブル
  • 理想の白さになるまで継続できる

【効果の目安】
毎日2時間?2週間継続で白さが4段階程度アップ

【デメリット】

  • 効果の実感に時間がかかる(2週間から1ヶ月程度)
  • 毎日の継続に手間と時間がかかる
  • 日々のホワイトニング後は食事制限が必要
  • 事前の歯のクリーニングを徹底しにくい
  • ムラが出たり的確な施術ができないこともある

より白く長持ちするデュアルホワイトニング (ホワイトニング機器

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用し、そのメリットを高め、デメリットを補う、究極のホワイトニングとも言えるのが、デュアルホワイトニングです。

最初に、オフィスホワイトニングで実感できる白さを実現した後、自分でホームホワイトニングのフォローをするものです。これにより、後戻りを抑えたり、じっくりと薬剤を浸透させることができ、オフィスホワイトニング単独の施術よりも、より白さをアップできます。

【メリット】

  • 白さを短時間で実感できる
  • 後戻りしにくい
  • もっとも白くできる

【効果の目安】
1回目のオフィスホワイトニングで3から6段階
その後のホームホワイトニングで1から2段階

【デメリット】

  • 痛みが出る場合がある
  • 費用がかかるホワイトニング
  • 後の食事制限がある

低刺激で手軽なセルフホワイトニング

歯医者さんの在籍しないホワイトニングサロンで行うものをセルフホワイトニングといいます。歯科医師や歯科衛生士以外は、口内に触れるような施術ができないため、自分で行うことになります。

また、前述した通り薬剤は過酸化水素を扱えないため、市販のホワイトニング歯磨き粉などにも使われているポリリン酸などが主な薬剤となり、漂白ではなく歯の表面のステインを落とすことが主体になります。歯のステインが内部に沈着しないためのメンテナンス向きです。

【メリット】

  • 痛みが少ないホワイトニング
  • 後の食事制限がない
  • ステインを落とすことができる
  • 費用が安い

【効果の目安】
およそ1段階から3段階アップ
※ステインを落とすだけなので、ステインの程度にもよります。

【デメリット】

  • 通院と自分で施術する手間がかかる
  • 沈着した汚れの漂白ができない