口臭症の治療

I.真性口臭症

a. 生理的口臭・・・治療必要性(TN)1

b. 病的口臭
1. 口腔由来の病的口臭・・・治療必要性(TN)2
2. 全身由来の病的口臭・・・治療必要性(TN)3

II.仮性口臭症
治療必要性(TN) 4
治療必要性(TN:Treatment Needs)の概略
TN 1: 説明および口腔清掃指導(TN2~5にはいずれもTN 1が含まれる)
TN 2: 原因疾患の治療など
TN 3: 医科への紹介
TN 4: カウンセリング,指導・教育
TN 5: 心療内科などへ紹介

f:id:sukaten:20170119160348j:plain

口臭治療ガイドラインの1つとして、国際口臭学会の研究グループが各口臭症の治療必要性を定めましたので、図8に示しました。 生理的口臭は治療必要性 (TN) 1に従い治療します。これは、口腔清掃指導を中心に歯磨きやデンタルフロスの指導のほか、主な口臭源である舌の清掃も指導します。補助的治療である洗口液などを、症状に応じ勧めることもあります。最も重要な事として、歯周病による口臭症にならないよう半年に1回の定期歯科健診も指導します。定期健診は一生続けましょう(超音波スケーラー)。
口腔由来の病的口臭の場合は、原因となる歯周病や口腔乾燥症(唾液の分泌減少)などの病気を治療することになります。
に記したとおりです。
口臭の、最も重要な予防は半年に1回の定期健診と歯石除去です。これができて初めて他の口臭予防法も効果があると言えます(歯科治療機器)。